4コマ漫画の持ち込みをしてみた

「漫画家になりたい!」

そう思い志す人はたくさんいるだろう。

「クールジャパン」と叫ばれる今、漫画というポップカルチャーは

ますます大きくなっていくと思われる。

ということで、私もそのクールジャパンな風潮に便乗し、

かねてよりやってみたかった出版社への漫画の持ち込みをしてみた。

『もしかして私も日本のカルチャーを担う存在になるかも…』

そんな淡い期待を寄せながら、ごくふつうに玉砕するまでの経緯を紹介しよう。

 

 

漫画といっても、想像力に乏しい私には

30ページを超えるストーリー漫画を描くほどの立派な話は思い浮かばない。

なので、小ネタをひとつひとつ表現できる4コマ漫画を描くことにした。

自分のTwitterやEvernoteに、いくつか小ネタは蓄積してある。(おもにダジャレだけど)

よし、そうとなったらまずは、つけペンとインク、あと原稿用紙を買いに行こう。

 

2014-05-06 12.43.19

<これらがあればなんとかなる>

 

4コマ漫画専用の原稿用紙なんてあるのか!と驚いた。

あらかじめ4コマの罫線が入れやすいよう、アタリが入れてあるのだ。

なるほど、これでサクサクモリモリ漫画が描けるぞ。

 

4コマ漫画界でも最大手の某出版社への持ち込みを決めた私は、

規定数である5ページを、3週間かけて描きあげた。

だいぶ時間を要したと感じるが、それだけ漫画を描くというのは大変な作業なのだ。

さて、その漫画がこれだ。

 

1

 

2

3

4

5

 

いかがだっただろうか。

今改めて読むと、言葉遊びに走りすぎて、オチが弱いと自分でも思った。

まあ、それが持ち込んだ結果のすべてなのだが。

 

 

そうはいっても、描いた当初はウキウキ気分で編集部に持ち込みに行った。

参考までに、そのときに編集者の方に言われたことを、対話形式で記しておきたい。

ちなみに、編集者の方は若い(私とあまり年の変わらなそうな)女の方。

原稿は編集部の受付前の談話室で行われた。

 

 

6

 

「なんというか、下ネタが多いですね」

prf

 

 

「(え?多いか…?そうか…?)そうです…ね」

6

 

 

「こういったギャグは、弊社の発行する雑誌を読むファミリー層にはウケません。あとオチが弱いですね。想定されるオチから脱せていない印象を受けます」

prf

 

 

 

「(気付かされるなと思いつつ)すいません…」

 

6

 

「あと絵が蛭子能収さんに似てますね

 

prf

 

 

「(たしかに似てると感動しつつ)すいません…」

 

6

 

「今の時代はかわいい女の子が出てくる、いわゆる”萌え”路線が求められています。あなたの作品は、あまり時代に合いませんね」

 

prf

 

「(時代を恨みつつ)すいません…」

 

6

 

「ではあと、なにか質問はありますか?」

 

 

prf

 

「(なにも考えてなかった)えっと…下ネタが多いとおっしゃいましたが、5ページ中どれくらいなら下ネタOKですか?(どうでもいいことを聞いた)」

6

 

「えっと…そうですね…1コマくらいだといいですね

 

prf

 

 

「(細かいなと思いつつ)さ、参考になります…」

 

6

 

 

「それではもう結構ですので。お疲れさまでした。」

 

prf

 

「(なんかいろいろと混乱しつつ)ありがとうございました…」

 

 

 

 

…といった具合だった。

なんか、よくわからないけど、きちんと的を射ていたので、納得はできた。

納得はできたのだが、下ネタ多かっただろうか?

普段下ネタばかり言っているせいで下ネタの程度がマヒしているのだろうか私は。

この判断はみなさんにもまかせたい。

 

とにかく、漫画を描くというのは大変な時間と労力を要する。

またそれをたくさんの人に見てもらうのは、すごく大変な道のりだ。

私も実際に漫画を描いてみて、その苦悩を少しは(本当に少しは)感じることができたと思う。

漫画家と編集者の魂のぶつかり合いでできた漫画こそ、

強く強く輝ける日本の文化としてふさわしいものとなるのだ。

 

私としてはすごく楽しかったし、とてもよい経験になったが、

漫画に対する熱意があまりないようである。(最初からわかっていたけど)

 

漫画家を目指すみなさん。そして、漫画家のみなさん。

どうか、日本をよろしくお願いいたします。

 

4コマ漫画の持ち込みをしてみた” への16件のフィードバック

  1. Mr.おまけ のコメント:

    急なコメントすみません。漫画読みました。

    確かに下ネタが多かったですね。

    でも”群がるブス”は良かったです。

  2. やっぱんつ のコメント:

    Mr.おまけさん

    コメントありがとうございます。
    やっぱり下ネタ多いと感じられましたか。
    下ネタという題材は非常にナイーブなのかもしれません。
    わたしもナイーブになりたいです。

  3. 西縦NII のコメント:

    持ち込み先によると思いますので
    めげないで数を当たってみてはいかがでしょう?

  4. fmitani のコメント:

    『異国の贈り物』、面白かったけどな。
    私は、もう少し読みたいですよ。

    「いわゆる”萌え”路線が求め・・・」
    本当に4コマ漫画に萌えが求められているのかな。
    どんな読者層のどんなニーズから萌えが求められているのだろうか。

    私(30代男性小太り)の場合、
    目がキラキラしたかわいい女の子がでてくるような4コマは読み飛ばしますが。

    今コンビニで立ち読みする4コマ漫画よりも昔見た4コマ漫画の方がぜんぜん面白かった。
    TVゲームも同様ですが、今の時代、見た目重視で、内容軽視されているような気がします。

  5. あぼん のコメント:

     この下手くそさで編集部に持ち込んだ蛮勇に感嘆する。中学生が東大受験するレベルですね。

     この蛮勇振り・無茶振りを文字に書く方が楽しめそう。イモトに似ている。

  6. bunny のコメント:

    いやあ面白いですよ。笑った。初めてと思えないくらい。
    持って行く出版社を完全に間違えましたね。
    まんがタイムオリジナルとか載ってそうなクオリティです。

  7. yamaneko のコメント:

    普通におもしろかったす
    ただちょっと意味分かんない回もありましたね。
    わかりやすいって大事なんですね。

  8. なな のコメント:

    30代女です!

    面白いです! コメントにあるように話しがわかりやすいとよいですね!

    出版社のチョイスミスですね!作風にあうところに持ち込んでみてはいかがでしょう?

  9. べこ のコメント:

    こんにちは、今度持ち込みをしようとしているものです。4コマで、参考になりました。漫画も見せてもらいました。ありがとうございました。
    それで一つ思ったのですが、キャラを作り込んだ方がいいですね。僕は、キャラクター設定を作って、こいつと、こいつをぶつけて見たら面白いのではということで、ストーリーを作ります。このキャラがこういう面白い設定の上で、どう動くかを面白おかしく、あるいはかっこ良く描くみたいな。 例えば筋肉美に萌える桃太郎ならぬモモコが鬼ヶ島に鬼退治に 行く。そこにはモモコが萌える筋肉美の鬼ばっかだったらどうなるのかみたいな感じです。

  10. あや のコメント:

    普通に面白かったです!
    そこら辺の萌え豚漫画よりよっぽど
    続きが読みたいと思いましたよ!

  11. 片岡 のコメント:

    同じ作品を違う出版社に持っていって、感想がどう違うのかやってほしいです。

    漫画家になるのを応援してます。がんばってください。

  12. 才能ねーわ。 のコメント:

    つ、つまらん・・・そりゃ落ちるわな。
    あんた、ふとんがふっとんだレベルのしょーもない事でも笑う人やろ。
    つまらんうえにシモネタだからイラっとくるんだよね。

  13. きよまろ のコメント:

    面白いと思いました。
    続きが読みたいです。
    下ネタだって私くらいの年になれば寛容…ってか、ウェルカムです。
    市場次第じゃないかなぁ。
    何処に持ち込んだかも知りたいけど、魚市場で野菜売ろうとしても売れないのと感覚的には一緒じゃない?

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