4コマ漫画の持ち込みをしてみた

「漫画家になりたい!」

そう思い志す人はたくさんいるだろう。

「クールジャパン」と叫ばれる今、漫画というポップカルチャーは

ますます大きくなっていくと思われる。

ということで、私もそのクールジャパンな風潮に便乗し、

かねてよりやってみたかった出版社への漫画の持ち込みをしてみた。

『もしかして私も日本のカルチャーを担う存在になるかも…』

そんな淡い期待を寄せながら、ごくふつうに玉砕するまでの経緯を紹介しよう。

 

 

漫画といっても、想像力に乏しい私には

30ページを超えるストーリー漫画を描くほどの立派な話は思い浮かばない。

なので、小ネタをひとつひとつ表現できる4コマ漫画を描くことにした。

自分のTwitterやEvernoteに、いくつか小ネタは蓄積してある。(おもにダジャレだけど)

よし、そうとなったらまずは、つけペンとインク、あと原稿用紙を買いに行こう。

 

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<これらがあればなんとかなる>

 

4コマ漫画専用の原稿用紙なんてあるのか!と驚いた。

あらかじめ4コマの罫線が入れやすいよう、アタリが入れてあるのだ。

なるほど、これでサクサクモリモリ漫画が描けるぞ。

 

4コマ漫画界でも最大手の某出版社への持ち込みを決めた私は、

規定数である5ページを、3週間かけて描きあげた。

だいぶ時間を要したと感じるが、それだけ漫画を描くというのは大変な作業なのだ。

さて、その漫画がこれだ。

 

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いかがだっただろうか。

今改めて読むと、言葉遊びに走りすぎて、オチが弱いと自分でも思った。

まあ、それが持ち込んだ結果のすべてなのだが。

 

 

そうはいっても、描いた当初はウキウキ気分で編集部に持ち込みに行った。

参考までに、そのときに編集者の方に言われたことを、対話形式で記しておきたい。

ちなみに、編集者の方は若い(私とあまり年の変わらなそうな)女の方。

原稿は編集部の受付前の談話室で行われた。

 

 

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「なんというか、下ネタが多いですね」

prf

 

 

「(え?多いか…?そうか…?)そうです…ね」

6

 

 

「こういったギャグは、弊社の発行する雑誌を読むファミリー層にはウケません。あとオチが弱いですね。想定されるオチから脱せていない印象を受けます」

prf

 

 

 

「(気付かされるなと思いつつ)すいません…」

 

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「あと絵が蛭子能収さんに似てますね

 

prf

 

 

「(たしかに似てると感動しつつ)すいません…」

 

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「今の時代はかわいい女の子が出てくる、いわゆる”萌え”路線が求められています。あなたの作品は、あまり時代に合いませんね」

 

prf

 

「(時代を恨みつつ)すいません…」

 

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「ではあと、なにか質問はありますか?」

 

 

prf

 

「(なにも考えてなかった)えっと…下ネタが多いとおっしゃいましたが、5ページ中どれくらいなら下ネタOKですか?(どうでもいいことを聞いた)」

6

 

「えっと…そうですね…1コマくらいだといいですね

 

prf

 

 

「(細かいなと思いつつ)さ、参考になります…」

 

6

 

 

「それではもう結構ですので。お疲れさまでした。」

 

prf

 

「(なんかいろいろと混乱しつつ)ありがとうございました…」

 

 

 

 

…といった具合だった。

なんか、よくわからないけど、きちんと的を射ていたので、納得はできた。

納得はできたのだが、下ネタ多かっただろうか?

普段下ネタばかり言っているせいで下ネタの程度がマヒしているのだろうか私は。

この判断はみなさんにもまかせたい。

 

とにかく、漫画を描くというのは大変な時間と労力を要する。

またそれをたくさんの人に見てもらうのは、すごく大変な道のりだ。

私も実際に漫画を描いてみて、その苦悩を少しは(本当に少しは)感じることができたと思う。

漫画家と編集者の魂のぶつかり合いでできた漫画こそ、

強く強く輝ける日本の文化としてふさわしいものとなるのだ。

 

私としてはすごく楽しかったし、とてもよい経験になったが、

漫画に対する熱意があまりないようである。(最初からわかっていたけど)

 

漫画家を目指すみなさん。そして、漫画家のみなさん。

どうか、日本をよろしくお願いいたします。

 

硯には一口ようかんが似合う気がした

 

タイトルの通り、硯には一口ようかんが似合う気がしたので横に置いてみた。

※本当にそれだけの記事なので、読まなくてもいいと思います。切実に。

 

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<ほら似合う>

 

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<袋物でも似合う>

 

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<似合うけど中村屋ってようかんあったんだ>

 

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<とらやだって似合う>

 

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<パッケージの「鶴」なんてそこにある筆で書いたみたい>

 

 

実際にやってみて、とにかく似合うということがわかった。

ただそれだけだった。

あと、ヤマザキの一口ようかんは結構おいしくなかった。

人生の念頭においておきたいくらいにおいしくなかった。

というか、しばらくようかんはいいなと思った。

 

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<食べ飽きたしやり飽きた企画だった>

サラ・ジェシカパーカーになりたい

 

 

サラ・ジェシカパーカーは、かわいい。

というのも最近、映画「セックス・アンド・ザ・シティ」をかなり遅ればせながら観る機会があった。

そして私は、彼女の魅力にすっかり首ったけになってしまったのだ。

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<ゲオで中古580円で買った>

 

「セックス・アンド・ザ・シティ」は、映画化以前に1998年からTVドラマで放送されていた。

ニューヨークに住む30代独身女性4人の生活をコミカルに描く本作は、放映開始から10年以上経っても、

今なお続編映画が期待されているほどの世界的超人気作だ。

そんな「セックス・アンド・ザ・シティ」でサラ・ジェシカパーカーが演じるのは、

売れっ子ライターのキャリーという役。

恋愛至上主義で、ファッションと靴をこよなく愛する彼女は、まるで私とは正反対のタイプだ。

 

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<キャリーを演じるサラ・ジェシカパーカー>

 

自分にないものに惹かれるのは人間の性。

劇中のサラ・ジェシカパーカーは、とっても明るくチャーミングで、

私も強くてしなやかな女性にならなくちゃ!と気持ちを盛り上げてくれる。

恋愛に奥手で、根が暗い私も、サラ・ジェシカパーカーみたいになりたい。

そう思うのは酷なことだろうか。

 

●サラ・ジェシカパーカーを目指す

いきなり素敵な女性になるのは難しいので、とりあえずサラ・ジェシカパーカーを目指して

形から入ろうと思う。

ということで、金髪ウイッグとカラーコンタクトレンズを買った。

これでサラ・ジェシカパーカーになれるのか。

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<なんか違う>

 

そもそも私は顔が丸いんだった。あ、いやそういうことでもなかった。

服装がみずぼらしいのがいけないのか。

来週の知人の結婚パーティーのために買った服を着てみるか。

 

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<やっぱり違うしなぜか腰曲がってる>

 

サラ・ジェシカパーカーになれない。どうしたものか。

形から入れば少しは恋愛至上主義にもなれるのかな、とも思ったのだが、

そんなうまくことは運ばなかった。

 

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<このカツラ、今後使うことあるのか>

 

カラコンに関しては特に、ドン・キホーテでひしめきあうギャルの間をかいくぐって

買いに行ったので、相当な徒労と勇気を要した。

そんな気苦労も報われないなんて信じられない。絶望的だ。

 

●思いついた

1日中悶々とサラ・ジェシカパーカーになる方法を考えていたら、ついにひらめいた。

手っ取り早くなれる方法がひとつあるではないか。

ということで思い立ったが吉日、早速ユニクロに行くことにした。

 

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<ユニクロで>

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<パーカーを買う>

 

パーカーを買った時点でお読みの皆さんはいやな予感がしているのではないだろうか。

そうだ、ご想像の通りだ。

私は「サラジェシカ」という「パーカー」を着て、

本当の意味での「サラ・ジェシカパーカー」になるのだ。

 

 

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<どうだ!特製「皿ジェ鹿パーカー」>

 

プリント転写シールを使って作ったが、慣れないせいでいくらかムラができた。

でもそんなことは気にしない。

私は、みんなのあこがれの、皿ジェ鹿パーカーなんだから。

 

 

●皿ジェ鹿パーカーになって街に繰り出す

皿ジェ鹿パーカーになった私にもう怖いものなんてない。

実際は仕事も恋愛もダメダメだけれども、いまなら胸を張って言える。

「私は恋愛至上主義よ」と。

 

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<私は恋愛至上主義よ>

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<ここはニューヨークよ(本当は上野の不忍池)>

 

ムダに素敵なポートレートが撮れてしまっている。

それもこれも、この皿ジェ鹿パーカーのおかげだ。

魅力的な女性とは、常にフォトジェニックであるのだ。

 

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<何かに標的を定めた皿ジェ鹿パーカー>

 

「外見が変われば性格が変わる」というように、

「パーカーを羽織れば性格が変わる」と感じている。

臆病だった私は、皿ジェ鹿パーカーを羽織り、いま、大胆になる。

 

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<バラに囲まれる皿ジェ鹿パーカー>

 

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<矢切を渡る皿ジェ鹿パーカー>

 

ああ、勢いに乗っている。

皿ジェ鹿パーカーである私はいま、ノリノリなのだ。

この勢いに乗れば、きっと結婚もできる。

夢にまで見たウエディングドレスも(パーカーを着ているけれど)きっとすぐそこだ。

なので、結婚式場に向かった。

 

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<結婚式場に近づく皿ジェ鹿パーカー>

 

しかし、結婚式場にきてやっとわかったことがある。

わたしは大きな勘違いしていたのだ。

 

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<急におよび腰になる皿ジェ鹿パーカー>

 

サラ・ジェシカパーカーになれば、女性として自信がつくと思っていた。

しかし答えはNOだ。

「セックス・アンド・ザ・シティ」で彼女が数々の失敗をしたように、

私もたくさんの経験をしなければならない。

 

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<いい女になるのは時間がかかるということだ>

 

本当の意味で、サラ・ジェシカパーカーのように明るくてチャーミングな女性になるために、

私はそのパーカーを脱いだのだった。

さあ、今からでも遅くない。

自分を磨いて、たくさん恋をしようではないか。

 

 

料亭で新年会したい

料亭に行ってみたい。

高校のときにドラマ「前略おふくろ様」を観たときからずっと思っていた。

あこがれなのだ。

品のある女将と古めかしい店構え、職人気質な味わいかつ人間味のあるお料理…。

そんな「おもてなし」の象徴である料亭を、ぜひ日本人として

オリンピック前に(オリンピック前である意味は特にないけど)堪能してみたい。

 

そうだ。年も明けた2014年、ここは思い切って、料亭で新年会をやってみようか。

 

 

 

ということで、専門時代の友人たちを集めて同窓会兼新年会を開催することにした。

気を許しあった20代まっさかりだけの新年会。

果たして料亭なんかでやって怒られたりしないのだろうか。

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<ちなみにここにした。上野 韻松亭

 

お店を取ろうといろいろ調べてみると、どうやらどこの店も日曜定休が多いようだ。

世間と呼吸を合わせることも、おもてなしのひとつなのだろうか。

くそ、かっこいいぞ、料亭。

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<奥が深くてのど笛がなるなー>

 

みんなにはスーツかワンピースを着てくるように指示している。

あとは、当日女将に怒られないことを祈るだけだ!

 

 

 

そしてついに待ちに待った新年会の日。

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<三本さんは27万円のスーツ(あまり似合っていなかったが)を着てきてくれた>

 

 

久々に再会した友人たちと積もる話をしながらワイワイとお店に向かうと、

その盛り上がりもつかの間、お店に着くなりその佇まいにみな言葉を失うこととなる。

 

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<ガ、ガチだ…>

 

なんという店構えであろう。まさにザ・料亭。ザ・一般人立ち入り禁止。

ある一定の収入と気品がないと入れない店にしか見えない。

なにがおもてなしだ。どっからどうみても、若いモンは中に入るな。おもてでろ。って感じだ。

 

タジタジと怖じ気づきながらも入口を覗いてみると、

意外にも女将は笑顔で迎えてくれ、意外にもすんなりと部屋に通された。

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<で、でも、な、なんだか、き、緊張するね>

 

なんだ、若いモンだけでも料亭に入れるのだな。案外ちょろいんじゃないか、料亭。

この勢いでボトルでも入れようかと話していたが、さすがに結構いいお値段であそばすでごわすのね。

いい価格設定にろれつが回らなくなってくる。

 

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<満場一致で我に返るわたしたち>

 

お料理が一番安くて一人7,500円。

ボトルを入れるとなると同じくらいまたはそれ以上の値段がかかる。

4人で割ればたいした金額ではないが、お正月とはいえお年玉がもらえない年齢だ。

ここは慎重に1本600円の瓶ビールを入れるしかあるまい。

 

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<ビールは決して貧しい人々の飲み物ではない>

 

このあと、ついに待ちに待ったお料理が次々と料理が運ばれてくる。

説明がめんどくさいので、とりあえず写真を見てほしい。

そしてやや尚早ではあるが、一言で端的に感想を述べよう。

 

期待していたものと違った。

 

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<まあ彩りはきれいなんですけども>

 

例えるなら、サラダランチを食べているような感覚だ。

物足りないというか、「あの、この料理って、これでいいんですかね?」と、

疑念を取り払う間もなく食べ終わる感覚。

 

料亭だからおいしいはずだ。そう思おうという意思はどこかで働いても、

やっぱり口にするたびにやってくる「………?」を隠すことはできない。

みんなも「ねえ、これっておいしいのかな?」といいながら食べていた。

 

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<僕これおいしいのかわかりません、と三本さん>

 

期待していた料亭の味というものが、大幅に想像とズレた。

このみんなのガッカリした雰囲気をどうにかして盛り上げなければなるまい。

幹事である私は、料理が口に合わなかったことを想定して、一つ企画を考えていた。

 

 

 

20代半ばに差しかかったわたしたち。

大物になる前にサインをもらっておこう、だなんてことは同窓会ではたまに見る光景だが、

私の想定では、みんな多分将来大物にはならない。

だからこそ逆に、みんなのサインを見ておきたいと思っていたのだ。

まあ企画というよりは私のワガママである。

 

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<なので無理矢理サインを書いてもらった>

 

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<ここ料亭なんですけどね>

 

「サインなんかこの年になって書いたことないよ〜」といいながらも

みんなわりとノリノリで書いてくれた。

そうだよな。これが最後のサインかもしれないもんな。

せっかくなので人気投票でキング・オブ・サインを決めようではないか。

 

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<あっさりとマクモさんに決定した>

 

キング・オブ・サインには、マクモさんのサインが選ばれた。

ネットリと執拗で、にゅるにゅるした線がとっても魅力的なサインだ。

これはぜひとも、将来大物になって使ってほしいと思うサインである。

 

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<優勝賞金(ガーゼマスク)の授与>

 

料亭の雰囲気を堪能し、また一つ大人になったわたしたち。

将来大物になっても、もっと高いお店に行けるようになっても、

自分たちは自分たちであり続けたいと強く思った。

料亭でこんなことやれるくらいには。

 

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<いつまでこのテンションでいられるのかがこれからの人生の楽しみだ>

 

ちなみに余談だが、帰りぎわ「お忘れ物ですよ」と女将から

キング・オブ・サインを決めるときに使った紙の花を受け取った。

申し訳ない限りである。

 

 

========<閲覧者プレゼント>=================

ブログ内に登場したマクモさんの「ネットリサイン」を

メールをくださった中から抽選で1名様にプレゼントいたします!

氏名と年齢を記載して、yappantu@gmail.comまでご応募ください。

応募期限:2014年3月30日まで

当選者の発表は後日ブログにて発表いたします。

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会社を辞めた理由を考えてみた

 

 

すでにご存知の方が多いかと思うが、今月会社を辞めた。

 

辞めた理由は、職場環境が悪いからとか痔が悪化したからとかそういう理由ではなく、

単純に飽きたから。

……だと思っていたのだが、最近、それは少し違う気がしてきた。

会社を辞め自分の時間が増えていく間に、

ふと、なんとなく「業間休み」の存在を思い出したからだ。

 

業間休みとは、小学校で1・2時間目と3・4時間目の間にある休み時間のことだ。

(これは地方によって呼び名はさまざま。名古屋あたりだと「放課」というらしい)

私の学校では20分程度の休み時間だったと記憶するが、

私はその、業間休みがとても苦手だった。

だって、遊びのエンジンがかかる前にチャイムが鳴るので、

みんな決まって「じゃあ続きは昼休みね」といって授業に戻る。

私はその「続きは昼休み」というスタンスが嫌いなのだ。

 

続きがやれる保証なんてどこにもない。ノストラダムスの大予言が突然やってくるかもしれないし、

給食に大嫌いなハムパインが出てきたら昼休みいっぱい無理矢理食わされることもある。

だから私は基本的に、業間休みは一人ぽつりとマンガを描いておとなしく過ごすようにしていた。

たとえいつ死んでも、遊びの続きができなかったことを後悔しないために。

 

…そんなある意味擦れたモチベーションで成長期を過ごした私だったが、

そこで一つ思ったのだ。もしかすると、私が会社に属して働いていたとき、

自分の時間である「休日」は、その「業間休み」に限りなく近かったのではないかと。

遊びのエンジンがかかる前に、日曜日のサザエさんという名のチャイムが鳴る苦痛。

もちろん、エンジン全開で遊んでサザエさんを迎えうる日もあるが、

そんなのたまにだし、どうにしたって月曜日の顔色をうかがってしまう。

だから私は、会社を辞めた理由をその長年の「業間休み」の呪縛からの解放願望が

蓄積されたからなのではないか、と考えている。

小学生からの悩みであり、ストレスの一つだった業間休み。

この歳になって、一気にそのフラストレーションが爆発してしまったに違いない。

だって、解放されたあとの毎日は楽しくって仕方がないのである。

往年のアイドル・中山美穂の望みを代弁するかのように、

DOKIDOKIかつWAKUWAKUさせてもらっている毎日だ。

 

とやや誇張気味によろこびを表現してしまったが、実はぶっちゃけ早く仕事したいと思っている。

あれだけ業間休みを嫌っていたのに、今度は意外にも、自分自身でチャイムを鳴らそうとしているのだ。

たぶんそれがうれしいのだと思う。

チャイムを鳴らす権利が、自分にもやってきたんだなということが、

仕事を辞めた今一番のよろこびなのかもしれない。

 

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(保険証失効後に入院するというアクシデントも、無職ならではで楽しいと思えた)

 

無邪気になりたい大人の遠足-2

 

はじめからよむ

 

社会に疲れた4人の大人が、童心を取り戻すべく立ち上がり、

上野動物園で遠足をすることとなった、その名も「大人の遠足」。

 

そのうちのひとりが、輪を乱した。

 

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「うち、動物嫌いやねん」

 

この一言で楽しい遠足の場は凍りついた。

こどもであれば、「やめなよそんなこと言うの!」とか「男子は黙ってて!」とか

正義感に満ちた女子が即座に仲裁に入るものだ。

しかし、われわれは大人である。

 

大人の世界において、一度微妙な空気になった場を元に戻すにためは、

仲裁より先に即座にだれかが謝るのが穏便である。

この窮地を穏便に済ますためには、つまり、私が謝ればいいのだ。

 

一瞬で頭を整理し、謝罪の体制に入ろうと頭をかがめかけた瞬間、

微妙な空気を裂くかのようにまみちゃんがこう言い放った。

 

「でも楽しそうやからきたんやで」

 

…ああ、ああ。なんだ、ホッとした。

そう、「いやなことも我慢する」というこどもへの教えがある。

こどものころは理解できない教えであったが、

「我慢した先に、楽しいことがあるかもしれない」と思えるようになるのは、

ある程度人生をつんできた大人だからこそ。

大人であるまみちゃんは動物の臭いを我慢して、この楽しい遠足に来てくれたのだ。

 

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(ホッとした主催者)

 

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(マクモさんも安堵した表情)

 

いやしかし、まみちゃんの毒舌が絶大な支持を受けるのがよくわかる。

なんというか、言葉の随所に飴とムチがちりばめられており、巧妙だ。(褒めてます)

 

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(作・やっぱんつ:ヘンな汗をかいた出来ごとだった)

 

 

■遅めのお弁当タイム

背筋の凍るようなできごとや、久々に会った友人と話に花が咲いている間に、

ときすでに午後2時。

参加者がそろったところで、遅めのお昼ご飯にすることにした。

 

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(ちょっぴりお昼のお供を買い出しに)

 

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(お弁当を広げる前に、ビールが必要よね)

 

青空の下で弁当ときたら、ビールだ。

ビールなくして晴天なし、と言い切れるほど、青空とビールは合う。

こどもにはまねできない遠足の楽しみ方だ。

ちなみに上野動物園のビールは500円なのだが、ビールはお菓子に入るだろうか。

 

無題

(おっ弁当!おっ弁当!)

 

しおりに記載してある持ち物の通り、みんなには各自お弁当を用意してもらった。

手作り弁当を強制しなかったので、私以外は買い弁。

中でもまみちゃんは、みんなで食べようと、ます寿司を持ってきてくれた。

ます寿司といえば駅弁の定番、駅弁と言えば大人のお弁当の定番だ。

 

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(ます寿司が「大人の遠足」感をアピール)

 

本来ならば車内で食べる駅弁も、青空の下で食べるとこれがなかなかうまい。

旅への楽しみが駅弁をうまくするように、遠足のワクワク感が駅弁に色を添える。

自分にこどもができたら、学校や幼稚園の遠足に駅弁を持たせるのも悪くないなと思った。

 

 

 

絵日記再開

やや周囲から視線を浴びつつ、大変に楽しくおいしい遠足のお昼を食べた終えた4人の大人たち。

アルコールのまわりを感じながら、絵日記再開だ。

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(満腹感から「もうお開きでいいんじゃない?」と言ったのは内緒だ)

 

よく考えると、紅白帽被って絵日記を描く分には問題ないのに、

そこにアルコールの臭いがすると一気に迷惑行為感が湧いてくる。

ああ、大人になるということはつらいことだ。

 

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(さぁほろ酔い気分で描きますよ)

 

絵日記を再開したものの、昼を過ぎたあたりからやや来場者が増え始めたせいか、

どこへ行ってもこども、こども、こども。

突然走り出したり、ウロウロするこどもたちに囲まれるものだから、

ゆっくり立ち止まって描いている余裕があまりない。

 

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(落ち着いて描けないんでしゅねー)

 

そんな悪い状況の中で、ヘタクソなりに懸命に描く。

懸命に描くといっても、ヘタクソに拍車がかかるだけなのだが。

 

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(作・まみちゃん:パーツだけ描いてごまかす)

 

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(作・マクモさん:キャラクター化でごまかす)

 

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(作・なっちゃん:そもそも筆圧が弱い)

 

たくさんの人に囲まれながら紅白帽をかぶっていると、

大人にはスルーされるのだが、こどもが容赦ない視線を向けてくる。

しまいには、「ママ、何であの人たち紅白帽かぶってるのー?」

と言われる始末だ。

 

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(なんでだろうね)

 

「なぜ紅白帽をかぶっているのか」、その疑問にぶつかったころ、

動物園は閉園時刻をむかえようとしていた。

私たちもちょうど園内を見尽くしたので、外に出て、絵日記のまとめをはじめた。

 

 

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(閉園したので今日のまとめに入ります)

 

今日の大人の遠足、主催者の私としては、心の底からとても楽しかった。

当初の思惑通り、本当に童心に帰ったかのような楽しさで

実際に「へケ!」と屈託のない笑顔をまき散らすことができた。

 

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(作・やっぱんつ)

 

しかし、悪く言えばこの遠足は、紅白帽によってたくさんの視線にさらされ、

思うように絵日記もかけず、動物のにおいを我慢し、

ビールを飲んでいい気分になっただけの会である。

 

そんな会を、私以外のみんなは本当に楽しめたのか?

童心に帰れたのか?

その答えは、提出をお願いした絵日記最後の1ページに託された。

 

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(作・まみちゃん)


えんそくは、とてもたのしかったです。
たべたし、わらいました。

どうぶつはくさいけど、たまにはいいな。

なんでぼうしかぶってるの?(本当の子供の声)

わたしたちにもわかりません。おとなになるってそういうことなんだよ。

 

 

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(作・マクモさん)

ひさしぶりのどうぶつえんとってもたのしかったです。

ぼうしのおかげでみちゆくひとびとにこうきのしせんでみられたけども

よいおもいでになるでしょう。

 

 

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(作・なっちゃん)

ビールをひるまから、どうぶつえんでのむということは、

よい休日ということ。

また、ますずしもうまい。

 

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(どうやらみんな楽しかったようだ)

 

みんなの絵日記をみて、安心した。

こんな無茶な企画に付き合ってくれて、それだけでいい友達を持ったと思ったけれど、

純粋に楽しいと思ってくれて本当によかった。みんなに感謝感謝だ。

 

童心に帰るとか、はしゃぐとかっていうのは、一人では叶わないこと。

大人でもこどもでも、理解ある仲間がいるからこそ、心の底から楽しい時間を共有できるのだ。

 

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(楽しいことに大人もこどもも関係ない)

 

紅白帽を脱いで、いつもの大人の姿に戻った私たち。

明日も仕事だけれど、それでも、楽しいことや生きる希望がないわけじゃない。

この仲間たちがいる限り、楽しい時間や笑顔はいくらだって作り出せるのだから。

 

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(ちなみになっちゃんはこの後仕事だ。ごくろうなこったである。)

 

 

 

無邪気になりたい大人の遠足-1

 

 

こどもらしいエピソードの一つに

「遠足が楽しみで夜寝れない」というのがある。

 

ふと気が付くと、最近はそんな無邪気な理由で寝つけないことはなくなった。

明日は社外プレゼンだから寝れないとか、寝たら朝が来るのが怖くて寝れないとか、

常に社会に切迫される私たちは、涙ぐましい理由で寝つけないことばかりだ。

 

しかし、大人になったいまだって、たまには思い切り無邪気になりたい。

屈託のない笑顔で「ヘケ!」とか言いたい。

だから行こう。大人だけど、大人だから、遠足に。

 

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(行くぜ!遠足!)

 

 

 

上野動物園で遠足をしよう

ということで、唐突ではあるが友人と私を入れた4人で

上野動物園で遠足へ行く、『大人の遠足』を急きょ企画。

社会に疲れた人々が参加するこの大人の遠足には、

気軽に童心に帰れるアイテムが必要だと思い、

「紅白帽」と「絵日記」を用意した。これで遠足気分も上々だ。

 

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(無邪気な自分を取り戻すための遠足グッズ)

 

要は、みんなに紅白帽を被ってもらい、宿題の定番である絵日記を描いてもらうスタンスである。

大人になって、強制的に絵を描かされることもそうそうないので、

おもしろい絵日記を描いてくることは必至だろう。

思いつきにしてはいいイベン…遠足になりそうだ。

 

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(遠足のしおりはPDFで送った)

 

企画が決まってから気が変わらないうちにすぐ日取りを決めた。

6月2日(日)午前10時に公園口改札集合、と連絡網でなく各自にメールで連絡。

しおりがPDFというののも非常に大人っぽいが、気持ちは童心である。

大人だって、楽しいことのためには全力を尽くすのだ。

 

 

■ 6月2日(日)晴れ

待ちに待った、遠足当日の朝。

「寝坊しました」というメールが3人中3人から届いた。

 

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(遅れますメールが続々)

 

みんな実家を離れているから、朝起こしてくれる人がいない。

朝寝坊せねば親の恩は知れぬ、とでもいうのか、

大人になるということは、お母さんのありがたみを知るということなのかもしれない。

 

集合時間から1時間ほど経って、遅刻した友人たちがやっとやってきた。

(私は大人なので喫茶店で暇つぶしてた)

痺れを切らした私は、さっそく遠足グッズを配り、紅白帽を被るよう促すが、

みんなやや恥ずかしがっている。

それもそのはずだ。われわれは大人なのだから。

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(紅白帽がはいらないのも大人だからだ)

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(私は一時間前からかぶっているので大分なじんできた)

 

若干1名がまだ到着していないが、時間も押しているので

とりあえずこの3人で紅白帽をかぶって上野動物園にむかうことにした。

 

 

 

いざ、入園

入り口前で券売機の列に並び、入場券を買う。

「大人:600円 小学生以下:無料」

この扱いの差に一瞬めまいがしたが、社会人だからきちんとお金を払った。

紅白帽を被った大人が入場券を切ってもらう様は、なんとも形容しがたい光景だ。

 

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(帽子を被っているだけなので決して迷惑行為ではない)

 

とりあえず入園したところでひとつ絵日記を描いた。

ちなみに、これからも園内を回るごとに随所で絵日記を描くかたちで遠足が進行する。

 

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(みんなわりと真剣に描く)

 

デザイン科を出てる私たちは、多少なりとも絵に親しんで生きてきた。

巧拙はともあれ、描くということは楽しい。

久しぶりにペンと紙を持たされて、ワクワクする様子がみんなからうかがえる。

 

描いてもらった絵日記すべてを紹介するのはスキャンが面倒なので、

ハイライトでご紹介したい。

 

1

(作・やっぱんつ:実際に結構見られた)

 

 

初の絵日記を書き終えしょぼしょぼと進んでいくと、長い行列に遭遇する。

そう、上野といえばこの行列の先にいるパンダだ。

出産を控えたパンダのシンシンは、近々公開が中止になるとのことで、

週末で観れるのは今日が最後らしい。

元気な子を産めよ、シンシン。

 

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(銃殺されたようにも見える)

 

2

(作・なっちゃん:毛の多さをクーピーで表現できない)

 

その後も動物を見ては立ち止まり、絵日記をもくもくと描いた。

描いていくうちに、絵がヘタクソな自分にムキになってきたのか、

無駄に気合いを入れて没頭する大人たち。

が、気合いを入れたところでヘタクソなものはヘタクソであった。

 

4

(作・マクモさん:単純に気持ちが悪い)

 

5

(作・なっちゃん:想像で描いた性欲の強そうなトラ)

 

6

(作・やっぱんつ:私の絵日記はなんでこんなに汚れてるのか)

 

そこら辺の小学生が描いた方がうまいんじゃないか、と思えるクオリティだ。

学生時代にデッサンをやっていたとは思えない出来である。

このヘタクソさをなにかのせいにしたいところだが、

ダイソーで買ったクーピーは100円にしてはなかなかの品なので、

やはりわれわれに決定的に絵のセンスがないことが原因であるといっていい。

 

そんな有様に落胆しているところで、遅れてきたもう一人がやってきた。

 

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(人数が増えるとそれなりにおかしい)

 

後からやってきたまみちゃんは、一言でいうと毒舌だ。

歯に衣着せぬトークで周囲の信頼を一気に集めている(どんな表現だ)のだが、

そんなまみちゃんが席に着くなりこういった。

 

写真

「うち、動物嫌いやねん」

 

耳を、疑った。

こどものように遠慮のない言葉が砲丸のように飛んできたのだ。

だって、まみちゃんに「どうぶつが、きらい」と言われるのは

「ぱんつさん、きらい」と言われるようなものだ。

私がこの動物園遠足の主催者なのだから。

 

この一言で一気に継続の危機にさらされた大人の遠足。

果たして、無事遠足は感動のフィナーレを迎えられるのか!

 

次に続く

 

 

 

 

やや渋谷を散歩してきた

 

 

私は、ちょっと時間ができると、ふらふらとあてもなく歩いてしまう。

つまり散歩好きなのだ。

散歩の醍醐味は、目に留まったものを、立ち止まってちょちょっと見に行けるところにある。

私が思うに、散歩好きの人の大半は「街にあるヘンなもの好き」なのだ。

そして、私の知ってる散歩好きの人々は、ヘンなもの同様程度に、ヘンだ。

 

 

 

 

先週は微妙な時間ができたので、代々木上原・松濤・神泉・円山町エリアを散歩してきた。

特に松涛・円山町エリアは、日本で唯一高級住宅街とラブホテル街が隣接する場所だ。

人生の栄光と転落を絵にかいたような街を、写真とともに振り返る。

 

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(なんかデジャヴなキャラクター。誰かご存じありませんか?)

 

 

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(アパートに恵比寿。ここは富ヶ谷)

 

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(途中で自分が履いている靴がやけに気持ち悪いことに気づく)

 

代々木公園駅を降りて、富ヶ谷、神山町、松涛を抜ける。

松涛はおなじみの高級住宅地だが、最初こそ「でかい家だ!すごい!」と思ったものの

歩いてるうちにどの家も全部同じに見えてきた。

途中「このお宅知りませんか?」とサザエさん劇中さながらに声をかけられたが、

「私は松涛の人間じゃありませんごめんなさいすいません」といって去った。

セレブからは程遠いやっぱりぱんつだ。

 

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(円山町の高低差がすごい)

 

東急百貨店前どおりを抜けて、円山町に入った。

ちょっといくと道玄坂に続くこの町は、渋谷でも有名なラブホテル街。

5年ほど前に一世を風靡した某占い師のスナックも、この町にある。

いやしかし、この町、本当に高低差がすごい。階段上ったり降りたりで、

迷路のような町だ。途中サラリーマン風のおじさんと6,7回すれ違った。

あんたも迷ってるのか、と話しかけそうになった。

 

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(東電OL殺人事件の現場)

 

円山町を歩いているうちに、井の頭線・神泉駅が見えてきた。

そしてその横には、かつて世間を騒がせ、

犯人とされていたネパール人が冤罪で釈放された話題が新しい、

東電OL殺人事件の現場が禍禍(まがまが)しく残っていたのだった。

 

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(遺体が発見された101号室)

 

私はこの事件を、桐野夏生氏著書「グロテスク」で知った。

昼はエリートOL、夜は娼婦という堕落の道をたどった理由は、

いかなる者にもわからないし、わかりえないことだと思う。

いずれにせよ、ゴビンダさんを犯人に仕立て上げたせいで、

真の犯人が捕まらなかったのは、非常に残念なことである。

 

 

 

 

 

このあと、東電OL殺人事件の現場を見た興奮で、円山町で時間をつぶしすぎた。

歩き疲れたせいか、ほとんど写真も撮っていない。

大急ぎで代々木上原まで戻らなくてはと、せこせこと進んでいるうちに、

しまっていたカメラを思わず取り出さざるを得ないものが、目の前に現れた。

 

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(描いてあるカップルの絵の様子がおかしい)

 

ちょっと待て、これは近隣の小学生や中学生が描いたものだろう。

春の小川、それはわかる。

なぜカップルがいかがわしい雰囲気なのだ。

 

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渋谷区に住む小中学生にとって、カップルとはこういうものなのか。

描かれてしまったものは仕方がないが、私は誓う。

お金持ちと結婚して家庭を持っても、渋谷には住まないと。

 

 

近況報告

 

 

さて、すっかりブログ放置していた。

こうやってパソコンの前でタイピングすることさえ久しい。

この放置の原因は、いったい何だろうか。

 

 

 

 

 

 

 

10秒ほど己に問いかけた結果、季節の変わり目のせいだということがわかった。

花粉、風邪、腸炎などさまざまなイベントが立て続け、いや断続的におきていた3月、4月間は、

どうにも文字を起こすということが私にとって重労働であったらしい。

もっとも、ブログに飽きてきた、というのが先立っていることは言うまでもないが。

 

 

ということで、放置していた間に起きた楽しいことをまとめようと思う。

写真のフォルダを見ながら、「あーここで風邪引いたんだった」と思うことが

やや多々かなりあったので、やはり体調はよくなかったようだ。

 

 

 

 

 

青春18切符でカキオコを食いにいく(岡山の日生まで)


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3月春休みシーズンの定番、18切符を使って、はるばる岡山へ。

鈍行で片道10時間、1泊2日という過酷な旅だったが、

過酷なのは乗車時間じゃないことが後に判明する。

1泊した姫路の東横インに宿泊中、原因不明の腸炎が発症したのだ。

 

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(具合悪くなる30分前くらい)

 

結局、次の日行く予定だったカキオコは中止。

ずんずん体調が悪化したので、18切符は使わずに午前中のうちに新幹線で帰った。

新幹線はマトモに乗ると東横イン2泊分であることわかった旅だった。

 

 

 

 

 

宝酒造を見ながら花見をする

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(北松戸、馬橋間にある宝酒造の工場)

 

これはなんていうか、説明のしようがない。

とにかく唯一無二のスポットだ。

近くにあるファミマは、こころなしか宝酒造のお酒が多い気がしたのは気のせいか。

 

 

 

 

 

姉ちゃんが結婚した

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(今年30の姉が無事結婚した)

 

めでたいと思いつつ、調子をこいて振り袖を着ていったせいで疲れた記憶しかない。

もう2度と振り袖を着ることはないだろう。さようなら、袖。

あとさようなら、姉ちゃんの戸籍。

 

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(このあとやっぱり風邪を引いた)

 

どうみてもくたびれてるショットなので それも引いた。

 

 

 

 

 

すてきなラブホテルを見つけた

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(めちゃめちゃカッコいい)

 

ここは確か銚子・旭エリアの有名スポット、屏風ヶ浦の近くだ。

ホテル自体はハエがたかるような廃墟と化していて、怖かったので写真は撮らず。

なんとなく、ホテルカリフォルニアが聴きたくなった1日だった。

 

 

 

 

 

 

 

とまあ、急ぎ足でこの1ヶ月半をまとめさせていただいた。

振り返ってみると、わりと普通に生きていたので、ホッとしている。

今流行りの迷惑行為はどうやらしていないようだ。

 

久々にブログ書いたら、ちょっとあの毛穴が吹き立つような楽しさが多少還ってきた気がする。

熱しやすく冷めやすいを直すのが今年の目標だ。

今決めたんだけど。

 

 

キング・オブ・魚卵-3

はじめから読む

ひとつ前から読む

 

 

 

至極白熱を極める「キング・オブ・ギョラン杯 2013」が、

ついに、ついに準決勝までたどり着いた。

写真 (1)

(波乱の予選結果。どの魚卵も奮闘した)

 

 

と、いいつつ。

正直、まとめるのに飽きてきている。

平生よりひとつのことが長続きしない私は、ありとあらゆることに飽きてきた。

ハリーポッターは2ページで飽き、ギターを与えられては1カ月で飽き、

会社に勤めては半年で左遷された。

最後のはちょっと違う気もするけども。

 

今回もそのパターンなのか。いや、でも書かねば気が済まないのもある…

そんなさまざまな葛藤があって、この第3部の執筆が遅れてしまった。

ああ、中間はないものか。

書かねばならぬという想いと、飽きちゃったという心中の、ちょうど中間が。

 

写真-(4)

(はい、結果です)

 

と、いうことで、準決勝も決勝もすっとばした。

結果だ。キマった。キング・オブ・ギョランの座は数の子に決定したのである。

 

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(数の子本人が一番驚いていたと思われる)

 

あのいくらと勝負して勝ってしまった数の子。

誰も予想しなかった勝利である。というか、いくらが負けるなんてあり得ない。

その勝因には、ギョランパーティのリスキーなルールが関係していた。

 

 

 

 

数の子の勝因 – 1

魚卵を食べ過ぎて口が塩辛さのピークだった

 

これが一番大きい。合計12回(うち手巻き10本)魚卵を食べたお口は、

徐々に塩辛さを増して、味に対する正しいジャッジを下せなくなっていた。

最終的にさっぱりした数の子を選ばざるを得なかったのだ。

これはトーナメントとルールによって縛られた結果と言える。

 

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(シード権を与えられつつも優勝できなかった無念そうないくら)

 

 

数の子の勝因 – 2

食べたことがなかった

 

いくらは定番すぎて、ああ、いくらいくら、程度のものであったが、

数の子は寿司という土俵での初めての味わいだったため、意外なおいしさに意表をつかれた。

とどのつまり、新しい物好きな女子の心を射止めたのだ。

 

 

数の子の勝因 – 3

意表をつきにいった

 

お腹がいっぱいになっていて、だれが言ったかはまったく覚えていないが、

ボソリと「これで数の子が勝ったら歴史がかわりますよね」という声が聞こえた。

私をはじめ、その声をみんな聞き逃していなかった。

そして思ったのだ。

「歴史を変えたい」、と…。

 

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(致命的なことに、実際のトーナメント表は書き方が間違っていたというオチ)

 

結果としてキング・オブ・ギョランは数の子に決定したわけだが、

どの魚卵も大いに奮闘し、我々の舌に感動と刺激を与えてくれた。

 

まったく趣旨も方向性も考えていない会だったけれども、

なんだかんだでとてもおいしかったし、なによりすごく楽しめた。

そしてやっぱり最後まで趣旨はわからなかった。

 

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(最後の1本の一コマ。目から魚卵が出てきそうだ。訳:泣けてきた)

 

食した魚卵1粒1粒にも、心から感謝したいと思う。

地球が丸いのは、魚卵が丸いからだと思えてくるほどに、

以前以上にさまざまな魚卵を好きになることができた。

 

たとえ明日、塩分で顔がむくもうとももう構わないのだ。

今がおいしければそれでいいのである、と、

魚卵のからみをビールでうるおしながら思った次第である。

 

 

キング・オブ・魚卵-2

 

はじめから読む

 

 



突発的に始まった魚卵パーティー。

7種類の魚卵を手巻き寿司に包み、トーナメント形式で食べ比べる。

写真 (1)

(いま一度、ルールとトーナメントの確認)

 

勝敗は5名で行う多数決で、勝ち進んだもの同士の戦いでも、もう一度食さねばならない。

あと、最も重要ことを言い忘れていた。

 

 

1位を決めたところで、どうこうするわけではない。

 

 

 

 

 

 

 

第1回戦「とびっこ VS 明太子」

1

 

 

さあ記念すべき第1戦。

寿司業界ではいくらの補欠として随一の存在感を放つ「とびっこ」と

おにぎり・居酒屋業界で絶大な支持と人気を誇る「明太子」の対決。

いわば、万年補欠とエース4番打者との戦いだ。

 

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(思えば、魚卵とビールって最高の痛風アイテムだ)

 

家で手巻きするのにも、外で寿司を食うのにも、とびっこは絶対に食べないものだ。

スーパーで買った安い寿司に入っていたのを「いくらがよかったなー」と思いつつ

仕方なく食べる程度のとびっこ。

これは、補欠の彼にとって、とてつもなく後ろ向きな選ばれ方でしかない。

 

しかし改めて食べてみるとどうだろう、粒がしっかりしていておいしいのである。

味わって食べる、というものではなく、食感を楽しむタイプの魚卵なのだ。

 

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(想像よりうまいじゃないですか)

 

ここで4番エース、明太子の登場だ。

ポテトやチーズとの相性が抜群の明太子は、近年のチェーン居酒屋ブームで人気がうなぎ登り。

キングオブつまみギョランといっても過言ではない。

おにぎりの具としても支持者の多い明太子だが、手巻き寿司はあまり見たことがない。

ポピュラーであってもよさそうだし、誰でも思いつくはずなのだが。

しかしその理由は、食べてすぐわかった。

 

酢飯とあわないのだ。

 

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(寿司ではキミの良さを生かしきれない)

 

寿司、という監督のもとでは、明太子は絶対的エースの力を発揮しきれない。

監督が放つ愛のムチ(酢飯)が、明太子の主張の強いプライドとぶつかり合い、

サインを無視した不注意による右膝靭帯損傷。

ひいては2軍降格、というかたちになってしまった。

 

写真 (2)

(3対2といい勝負で万年補欠のとびっこが勝利)

 

まさか万年補欠が絶対エースを下すとは夢にも思わなかった。

やはり、自身のよさがいかせる環境でないと、どんなエースでも力を発揮できない。

職場環境が合わない人には、この明太子の話を例に、ぜひ転職をすすめたいと思った。

 

 

 

 

第2回戦「ししゃも VS 数の子」

2

 

 

ししゃもを手巻き寿司にするのか、とお思いの方もいらっしゃるだろう。

しかしそれは愚問だ。ししゃもが魚卵である以上、巻かせていただく。

巻かせていただこうじゃないか。

 

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(はみでちゃった)

 

どうあがいても、手巻きからはみでる。

天むすと同じベクトルにいるとは思うのだが、いかんせん下品ではある。

下品ではあるが、朝ごはんの帝王「米・海苔・ししゃも」の組み合わせだ。

うまくないわけがない。

 

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(バター醤油で焼いたのが功を奏した)

 

つづいて、キング・オブ・縁起物・ギョラン、数の子の出番だ。

数の子といえば、年末年始のスーパーに突如現れる「謎の物体」として親しまれる。

というのは冗談にしても、目にする機会こそ多いが日常にはなじまない魚卵ではある。

 

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(そうだ、数の子って寿司あったわ)

 

数の子寿司というものをわたしは食べたことがなかった。

だって、数の子ってウルトラマンに出てくる怪獣みたいなビジュアルじゃないですか。

どうにも食欲をそそらない色合いだし、正直あまり好きじゃない魚卵だったのだ。

 

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(あれ、すごいおいしい)

 

5人中5人が数の子寿司を食べたことがないという異例の状態の中、

皆は数の子寿司を頬張りながら口をそろえた。

 

「わたしの知ってる数の子じゃない」

 

そう、数の子は寿司において力を発揮する魚卵だったのである。

 

写真 (3)

(勝敗はもはや予想がつかない)

 

今回もまた、想定の範囲外のところで勝敗が決まってしまった。

かといって、ししゃもが勝つ気もしていなかったのだが。

しかし想像を超えるいう点では、どちらも大いに健闘した試合であった。

個人的にししゃもは家でまたやりたい。(おもにビジュアルを楽しみたい)

 

 

 

 

第3回戦「からすみ VS キャビア」

3

 

トーナメント表をよく見ている人はすでにお分かりかと思うが、

からすみとキャビアは高級食材なので、クラッカーでの参加を認めた。

 

写真 (4)

(ズルくてすいません)

 

それでは意味がない、と仰る気持ちもわかる。

でも言い訳させていただきたい。きちんと試した末の結果だ。タメスエだ。

手巻きでは判断できないくらいまずかったので、ライドオンクラッカーがベストだと判断した。

 

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(キャビア:20g 3,800円、からすみ:30g 1,500円)

 

平民であるわれわれの人生において、高級魚卵というものをじっくりと食べる機会がなかった。

なので、まず平民らしい率直な感想を述べたいと思う。

 

塩分が多くてのどが渇く。

 

どちらもクセのある魚卵、ワインと合うというのは事実なのだろう。

ただ、値段相応のおいしさかというと、これまた平民には理解しがたい部分はある。

なので、これまでに4つの魚卵を食べた塩辛いお口の中で判断する場合、

どちらがあまり辛くないか、ということのみで勝敗を分けることとなる。

平民だし。

 

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(からすみ派は頭、キャビア派はおっぱいを触る。ちなみにずっとこんな感じで多数決とってた)

 

わたしだけキャビアに対して値段を考慮した判定をしてしまった。

高いからうまくないわけがない、と。

ああ認めよう、わたしは貧乏人だ。

キャビアは確かに塩辛かった、認める。認めるので、ビール飲んでいいですか。

 

写真 (1)

(トーナメントを日記でたどるのは面倒だということに気づき始めた)

 

 

さて、次はいよいよ準決勝戦だ。

すでに口がだいぶ辛くなってきているのは内緒にしておいて、

手巻き魚卵の大本命「いくら」も登場する、次へ

 

どうでもいいけど、3部構成になると思ってなかった。長いな。飽きたよな。

 

 

キング・オブ・魚卵-1

 

最も親しい友人の一人に、

おサカナに似ている「マクモさん」という友だちがいる。

 

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(おサカナ)

だからといって、サカナ顔か、というと、まったくもってそうではない。

少々表現が難しいが、仕草がサカナのようだ、とでもいうのだろうか。

今にも魚卵を生みそうなタイプのサカナ似なのである。

 

 

そんな彼女が新居に引っ越したとの話を聞きつけ、

急きょその新居で「魚卵パーティーをやろう!」と半ば強引に企画した。

それも、キング・オブ・ギョラン(魚卵)を決めるという名目で。

 

マクモさん

(直前まで「趣旨がわからない」とぼやきつつ会場を提供してくれるマクモさん)

 

 

 

魚卵パーティー当日の朝、私と山本P(彼女はヒヨコ似)で

御徒町の吉池に買い出しに行った。

 

あらかじめピックアップしてきた魚卵を、ひとつずつ買い物かごに入れる…

そう、これは魚卵集めだ。

気分的にはドラゴンボールを集めている感覚に近い。

きっと、 魚卵はドラゴンボール、いや、ギョラゴンボールなのだ。

 

ぴー

(魚卵集めの楽しさを背中で語る山本P)

 

買い物中、何度も山本Pが

「納豆も巻きたい」「サーモンは」「マグロは」

などと駄々をこねたが、わたしはそのすべてを突っぱねた。

ギョラゴンボールを集めるのに寄り道はできない。

今日はとことん魚卵を楽しむのだ。オラ、ギョ・ラン悟空!

 

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天下一武道会から清澄白河のマクモ宅へむかう)

 

 

 

 

清澄白河に到着したあと、旧友たちと合流しマクモ宅へ。

そして早々にパーティーの準備に取りかかった。

さすがだ。女性が集まるとこんなにも手際よくことが進むものか。

 

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(さあやりますぞ)

 

今回買った魚卵は以下のとおりだ。

・明太子  ・数の子 ・ししゃも

・とびっこ ・いくら ・キャビア ・からすみ

 

これらをトーナメント形式で戦わせ、多数決で勝敗を決める。

というルールも、支度しながら考えた。これも手際のよさのうちだ。

 

 

酢飯作り

(手際のいい酢飯作り。米が飛んでいるのは気にしない)

 

あおぐマクモ

(米に羽が生えたんだね、と名言を残すマクモさん)

 

 

手際がいいといいつつ若干難色を示したが(女子力という点において)

なんとかひと通り準備は整った。

整ったところで、パーティーを始める前にトーナメント表を作成した。

 

全員ぺーぺーだがグラフィックデザイナーとして働く立場にあるため、

立派なトーナメント表を作ることも可能だったのだが

腹も減ったので今回は適当、いや早急な形で対応させていただく。

 

写真 (1)

(学生時代使っていたクロッキーブックに書いた)

 

トーナメント通り、順を追って魚卵を食べていく。

もちろん勝ったものと勝ったものはもう一度食べて判定する。

 

いまだかつてこんなリスキーな魚卵パーティーがあっただろうか。

むしろ、魚卵パーティー自体がリスキーだということに、

このときはまだ気付いていなかった…。

 

次に続く