今日の給食がカレーであるかどうか

 

「今日の給食はカレー?」


3歳のむすこはカレーが大好きである。

お正月明け初登園の1月6日の朝、彼がまず気にしたのは「今日の給食がカレーであるかどうか」だ。

 

我が家は卓上カレンダーに献立が記入してある。日付や曜日に関心を持ってもらおうと考えた、子煩悩でまめな夫の字だ(拡大推奨)

 

見てみるとなんとカレーは28日だ。だいぶ先である。だいぶ先なので、だいぶ先だと伝えた。

彼の顔はガッカリしている。3歳児に日付の感覚はまだなく、22日後といってもピンとこないだろう。しかたなく「今日の給食はミートローフとポテトサラダだよ」と伝えるが、表情は変わらない。今日の給食はカレーじゃない。彼にとって給食は、カレーとそれ以外なのかもしれない。

 

カレーは28日。

 

給食のカレーはあまりにだいぶ先なので、翌日の夕飯にカレーを作ることにした。1月7日、七草粥なんか糞食らえ的に、カレー。胃への優しさとは相反する食べ物だが、むすこが22日間もカレーを待てるとは思えない。胃には優しくできなくとも子供には優しくありたい。

そんなこんなでカレーを作って保育園から帰宅したむすこは想像以上に大よろこび。「カレー!カレー!」と興奮しながら山盛りのカレーライスを平らげた。これでしっかり彼のカレー欲は満たされただろう。

そのせいか、翌日の朝、彼は「今日の給食はカレー?」と聞かなかった。

 

と、思ったのも束の間、聞かなかったのはその日だけで、次の日の朝は聞いた。目をキラキラさせ、カウンターに置いてある卓上カレンダーを眺めながら「今日の給食はカレー?」と。もしかしてこれ、毎日続くのか。

 


〜給食がカレーの日まで残り19日〜

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